ドイツでも日本語で!名刺印刷・カタログ印刷、見本市のパネル・ノベルティ制作

Productronica 2017 プロダクトロニカ・国際電子部品製造機器専門見本市

Productronica 2017 /MUNICH プロダクトロニカ 国際電子部品製造機器専門見本市

 

開催期間 2017年11月14日〜17日 (9:00〜18:00/最終日のみ17:00)
場所 ドイツ・新ミュンヘン国際見本市会場
開催周期 2年に1回開催
WEB http://productronica.com/
特記 electronicaと交互に開催、次回は2019年11月12日〜15日

2017年共同開催:IT2Industry, SEMICON Europa, InPrint

 

2017年度は42カ国から出展者数1200社、85カ国からおよそ44000人の業界関係者が参加。今年は特に来場者数の急増(20%増)と国際的な企業の出展・参加が目立つ傾向にありました。 訪問者のうち97%から高い評価を得るエレクトロニクス産業・開発の最先端見本市です。
参考・引用元:productronica 公式HP

エレクトロニカと同じく、大きな車が迎えてくれます

40年以上の歴史ある見本市プロダクトロニカ productronica

プロダクトロニカは1975年に始まり、ミュンヘンでは electoronica エレクトロニカ と交互に2年に1回開催。 ミュンヘン以外では、中国、インドと世界で行われています。 取り扱う品目は、マイクロ・ナノ製造技術やオーガニックエレクトロニクス。 半導体・ディスプレイ製造やハイブリッド部品製図、エレクトロニクス産業で利用される製造機械、組み立て・加工・装置・計測・試験・検査機器など。 特に注目はEMS-受託製造サービスなどです。

今年度のプロダクトロニカ・ミュンヘンの来場者数はもちろんドイツが最多数、続いてイタリア・オーストリアなどの近隣欧州諸国となりますが、前回に比べて最も来場者数の割合が増えたのが台湾、アメリカとなります。

アジアでも行われているのに台湾から、独自の見本市が開催されている中でアメリカからの来場者数の増加はエレクトロニクス産業の生産と開発の分野において、特に欧州が目を離せないホットスポットとして認識されていることが実感できるのではないでしょうか?

また市場調査期間Gelszusの調査によれば、訪問者の実に97%がプロダクトロニカ見本市に高い評価を与えており、調査対象中96%もの訪問者が満足していると答えています。

5つのクラスターに分けられているため、希望する業種のブース位置がよりわかりやすく、また来場・出展する関連業者間同士でもコンタクトが密に取りやすい形になったことも関係しているのかもしれません。

 

インダストリー4.0、スマート技術の進化

2011年にドイツ政府が推進する製造業のデジタル化・コンピューター化を目指す国家的IT戦略は、10年にも満たない歳月の間で随分進んできました。 製品制作・流通の自動化。 生産設備の点検機器やIoT技術の導入による、機器の稼働情報や設置場所の環境チェックとまるでSFのような世界が一歩ずつ、着実に進んでいることが感じられた今回のプロダクトロニカ。

この大きな飛躍の一端は、やはりドイツ国内の企業や優秀な研究所の協力体制の結果のような気がします。 普通の人でも3人寄れば文殊の知恵・・・優秀な研修者や組織が束になって協力すると進化のスピードも桁違いに早いのでしょう。

 

共同開催 SEMICON Europa、IT2 IndustryとInPrint

共同開催の各クラスターでは、それぞれのオープンセミナーが開催されます。 どのセミナーもその業界関係者には最新情報のためほとんどのセミナーは多くの関係者やジャーナリストが真剣に講演を拝聴しています。 セミナー講演者の分かりやすいビジュアル資料の作り方や使い方、セミナーの進め方などは業界を問わず見習いたい箇所が多くあります。

SEMICON Europa:


半導体製造分野のソリューションと製品が紹介されていました。 このセミコン・ヨーロッパは、来年行われるエレクトロニカとも共同開催が確定されていて、すでに来年の登録が多数締結しているあたり、人気の高さが感じられます。

 

IT2Industry:

IT2インダストリーはプロダクトロニカとは今回2度目となる共同開催でした。 来年は2018年6月19日〜22日開催のautomatica – オートマティカと共同開催されます。もちろん2018年のエレクトロニカとも共同開催されます。

IT2インダストリーは、デジタル化・ネットワーク化された産業システムを希望する企業の支援・サポートし、インダストリー4.0時代への転換と移行をスムーズに行えるためのガイドラインを作成していくことを目的としています。
パイオニア的な役割を果たすべく、国際的な様々な見本市の中で様々なオープンコンフィレンスを実施しています。 実はこのオープンコンフィレンスは、小難しい専門的な内容というよりは、分かりやすい丁寧な説明とこれからどうなるのか? どう進んでいくか?という的確な内容が多い様に感じます。 事前に公演リストを調べ興味のある内容のセミナーがある場合は、参加することをお勧めします。

 

Inprint:

見本市会場の東入口(Messestadt Ost駅)から入場すると、Inprint見本市側の入口になります。(プロダクトロニカとも繋がっています) Inprintは、産業用印刷技術の展示会・見本市です。
ドイツは活版印刷技術が発明された国だけあり、印刷技術は高いと言われています。 (諸説ありますが)活版印刷の開発者グーテンベルクも驚愕するであろうというほどに、様々な素材に、いろいろな手法でできる印刷技術が年々発展しています。

印刷技術の進化も目覚ましい。 ものを作るのが楽しくなります。

色々なテクスチュアー・表面への印刷見本。 どれも美しい発色となめらかな印刷

今回は、中でもガラスや布(革製品)への印刷の滑らかさと美しさ、そして、テクスチュアのある印刷は必見です。 インクの発色も素晴らしく、紙媒体だけでなく、何か新しいモノへ変わった印刷を試してみたい!と思わずにはいられない展示の数々でした。

 

製品・技術の見せ方

いくつかのブースで見かけた子ども用カート。 電気自動車の模型替わりで、薄い小さな銅板でも十分な電力を作り出すことができる様になったという技術のお披露目に使われていました。

名刺よりも小さく薄くて軽いバッテリーがどの様に作られるのかも見せてもらいましたが、あっという間にできます。 すごい技術ですが、不思議と同じ様な製品技術を開発しているところは、見せ方も同じ。 製品応用の範囲が同じ+その模型代わりとなると似通ってくるのかもしれません。

それでは、同業種で展示も似通っている場合の違いは何か?というと、担当者が丁寧で分かりやすく説明してくれるか・・・がポイントにると思います。 展示ブースのセンスも重要ですが、展示会場に常駐する人もしっかりと選ぶことが大事になってきます。 今回は子ども用カートをいくつか発見しましたが、一番人懐っこく、丁寧な説明。 最後には要らないって言ったのにちゃんとカタログも渡してくる辺りのちゃっかりさを持った担当者がいたSchunk社のブースが一番良かったな、と印象に残りました。


何かと思えば、これがバッテリー(簡易版)シンプルなものが大きなものを動かします。

その他の展示ブースでも、分かりやすく且つ持ち運びやすい形で自社製品や技術の魅力を見せようとする努力が多かった様に思います。

これも分かりやすい展示例。 自動化の効率の良さ(=工場内の自動化システム)をビデオで説明(=見本市会場の説明も自動化)。 そのビデオも各自が近くにある案内係からイヤホンをもらって自由に見ることができる。 詳細が知りたければ、実際に展示者に聞くこともできるという形。

ドローンを使った無人機検出システムを作る会社のブース まるでゲームセンターの様だが、実際のイメージが湧きやすい

 

ぬいぐるみが持つ意味

このところ、見本市会場でよく見かけるぬいぐるみ。 見本市会場にはスーツのおじさま・お姉様方が闊歩し、会場内はなんだか難しいチップにマシンに複雑なボードが並べられ・・・という中に、ポツン、ポツンと飾られる場違いなぬいぐるみ達。

さりげなさ過ぎて、気付かれにくいパターン

「自分たちの作っている製品は堅苦しいものではない。 親しみを感じられる製品と技術であり、もっと生活の一部であることを感じて欲しいから」という理由でぬいぐるみを飾ったり、ノベルティグッズとして配ってみたりしていると話してくれた展示者がいましたが、全部のブースがそういう理由で置いているわけではないかもしれません。 「なんとなく別のブースには置いてなさそうだから、差別化を狙ってみた」と答える展示者も別の見本市でいました。 どうやら、謎のぬいぐるみブームが発生中の様です。 来年度もこのブームが続くのかどうかはわかりませんが、精巧なフィギュア辺りも増えれば嬉しいなと思います。

フラミンゴで満足してはいない。。さりげなく、いろんなところに配置され過ぎてるパターン

なぜ、だるま?

個人的にものすごく気になったピンクのダルマ。 片目が当然入ってないわけですが、何を達成したら片目が入るのかな・・・と聞きたかったけれど、なんとなく気恥ずかしくて聞けませんでした。 来年見かけたら、聞いてみよう・・・。

 

展示には、遊びゴコロをプラス

ノベルティにはエコバッグ。 定番になりつつありますが、自社製品に関係ある様な、ない様な少し面白さをプラスされたノベルティが多くありました。 そして、展示方法や人の集め方にも遊びゴコロをプラスしていたブースが多いプロダクトロニカでした。

参加型ゲーム系、参加するとノベルティグッズが貰えたりします。 

定番になりつつある、工具系・部品製作会社やレーザー系技術会社の作るハンドスピナー

「仕事してたら甘いものも欲しくなるでしょ? ちょっとしたジョークよ」とのこと。 美味しかったです。

業者間同士で、取引先と、親交を深める手段

見本市により違ってきますが、最終日、終了1時間ほど前から食品とビールなどを振る舞っての打ち上げが始まることもよくあります。
見本市には遠方から来ている人も多く、最終日は泊まらずにさっさと拠点へと戻る人が多いから見本市会場内で行うのでしょうか? それとも、ブース内で余った飲み物や食べ物を消費する目的なのか? はたまた帰る前に関係者などと軽く打ち上げパーティー気分を味わってから、片付けて早々に帰宅したいのか?

看板やポスターが貼ってあります。 話していたら、ーー曜日のーー時にまたおいで!とお誘いしてくれる人もいました

今回のプロダクトロニカでは、最終日ではなく、ちょうど会期の真ん中の日に「Happy Hour! ●曜日×時から一緒に飲みましょう!」的な張り紙や立て看板が多くありました。 なぜ最終日ではないのか?と聞いてみたところ、最終日午後は期間中に毎日通っていた来場者も午前中などでさっさと帰ってしまうので、多くの人がやってくる真ん中の日を敢えて狙って行うのだそう。 ビールを振る舞いつつ、少しカジュアルに業界の噂話をしてみたり、連絡を取り合う仲になってみたり、と見本市での出会いをフルに活用するための様です。

特製バイエルン串 だそうです。 この串がなくなった後も見てみたかった・・・
もしかすると、プロダクトロニカの明確なクラスター分けの効果で「疲れた最後の打ち上げ」ではなく「余力のあるうちにコネクション・友好関係づくりのためのパーティー」が行われているのかもしれません。 ですが日程や目的は違えど、お酒を振る舞う側も、振舞われる側も双方酔っ払ってはいけないので、節度あるほろ酔いで楽しむのがビジネスマンの嗜みです。
お酒の弱い方は、無理せずジュースで爽やかに乾杯を! Prost

 

弊社では、欧州らしい見本市での振る舞い方・付き合い方のビジネスマナーについてのセミナーもご提供しています。 企業のドイツでのメッセの出展準備からアフターフォローまでサポート致します。 見本市の視察サポートや通訳手配、(真面目な)視察レポート等も承っております。

少し真面目な簡易レポートはこちらからダウンロードください →DBSReport_productronica2017

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