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ISPO München 国際スポーツ用品展示会

ISPO München 2023 国際スポーツ用品展示会

開催期間 2023年11月日〜30日 (9:00〜18:00/最終日のみ17:00)
場所 ドイツ・新ミュンヘン国際見本市会場
開催周期 毎年開催
WEB https://www.ispo.com/munich
特記 次回は2024年12月03日〜6月05日
夏のOutDoor by ISPO:2024年6月03日〜6月05日

 

ISPOミュンヘンは、アウトドア、スキー、アクション、スポーツファッション、パフォーマンススポーツ、テキスタイル素材、ヘルス&フィットネスなどを取り扱う世界でも最大規模の国際スポーツ用品展示会。 50カ国からの出展社数約1700、117カ国からおよそ40,000人もの来場者を記録。最新の製品・最先端スポーツグッズなどを展示しています。

参考・引用元:ISPO 公式HP
ISPO / Outdoor by ISPO の全ての記事→  ISPO

2023年 ISPO ファイナルレポート

今年度は54カ国からの出展社数約2400を記録しました。前年と比較して、57% 多い出展社が参加となります。 外国からの出展社の数は 64% 増加、全出展社に占める割合はなんと 93% にものぼります。また、今年初出展は93社で、国際的にスタートアップ企業からの注目度も高い展示会であることが強調されます。

この国際性の高さと外国企業・メーカーの出展数からも推察しやすいかもしれませんが、会場内での公用語がほとんど英語となっっています。 従来のドイツの見本市・展示会はやはりドイツ語ベースの場合が多く、またISPOも比較的英語の通じる展示会ではあったもののドイツ語の必要性はありました。 近年はほとんどのセミナーやガイドツアーなど英語での実行が多くなっている点も、出展社や来場者の国際性を反映しているのかもしれません。

“New Perspectives on Sports”

今年も昨年につづいてのスローガン ”New Perspectives on Sports”(直訳すると、スポーツへの新しい視点)ですが、さらなる新しい視点、新しい挑戦を加えた2023年のISPO。

今年はメインステージをはじめとする7つの特徴的なステージ、B1ホールではFuture Lab(フューチャーラボ)に6つのテーマエリアを設置。

エリア内は小径のような雰囲気も

Zeitgeist エリアは、アーバン・ストリートウェアとスポーツ・ファッションをかけ合わせたスポーツ X アウトドア X ファッション業界における新たな可能性と相乗効果を模索し、提案しました。日本からもSnow Peak, and wanderの2社が選出・紹介され出展していました。ほかにも eSports(エレクトロニック・スポーツ)をフィーチャリングしたエリア GameChanger SportsHubでは、実際にスポーツを楽しみ新たに挑戦する来場者も多くいました。

都市型スポーツ

比較的新しく、都市型スポーツとしても人気が高まってきているpadel tennis(パデル), pickle ball(ピックルボール) はB3ホールの団体競技、健康とフィットネスのエリアで多くの人が実際に楽しめるような、屋内コートを設置。トレーナーに学びながらの、初心者レッスンも実施。

2階からも見下ろすことができる

エントランスには文化とスポーツやファッションスタイル、イノベーションを調和させたISPO 520M エリアがライフスタイル・プラットフォームとして認知度の高いHighsnobietyによって初展示。

サステナビリティとサーキュレーション

Studio Nima代表のガイドツアー

A1ホールではアウトドア業界を牽引するドイツのvaudeがグリーンステージとSustainability Hub(サステナビリティハブ)を後援し、Material Lab(マテリアル(原料)ラボレイトリー)内では今年はMycelium(菌糸体)に注視し、Circular Experience (循環体験エリア)を展示しました。 循環体験エリアでは、Studio NimaとGreenroom Voiceの協力で実現したこのエリアでは、菌糸体がさまざまなビジネス分野で活用されていることを紹介。

建築業界でも、繊維業界でも、食材にも

また、すでに実際に使用されている多くのリサイクル可能なバイオベースの素材も紹介されました。パイナップルの葉も、ガマの穂も実はとても優秀な繊維。

素材だけではなく、製品自体の在り方にも変化がみられ、スポーツシューズメーカーonでは新しく靴のリースを始めました。

リサイクルシステムで最も難しいポイントのひとつは自然に還すことではなく、回収することです。難点でもある回収をリースという形にすることで、メーカーは回収を、消費者はいつも美しい新しい靴が試せるうえに地球にも優しいというwin win winの関係を築き上げます。

サステナビリティの国際的な専門家による多数のセミナープレゼンテーションも行われ、スポーツ業界(アウトドア業界と言い換えた方がしっくりくる気もしますが)がいかに循環経済と気候変動ソリューションを意識し課題を提起し解決あるいか改善のための方法を模索しているかを学べました。

ISPO Textrends 10周年

10年の歴史

2013年から始まり、最新の素材、持続可能な生地かとその製造技術を披露し、来年度以降のトレンドも示唆することで、繊維メーカー、デザイナー、製品開発者、サプライヤーにとって新たなアイデア、新しい製品開発を生み出すコミュニケーションの場として成長を続けてきました。

日本からの出展

今年も引き続き日本からの出展社も多く、また来場者数も多かったように感じます。

現在ミュンヘンではISPO(冬)とOUTDOOR ISPO(夏)というふたつのISPOが開催されています。夏のアウトドアには日本からの出展は冬に比べると少ないようですが、今後日本でのアウトドアブームと相まってOUTDOOR ISPOでも日本のブランドや優れた製品技術が紹介されていくことが予想されます。

ちなみに、日本の山頂から見える海という景色が珍しいのか、日本の山巡りやハイキングコースを知りたいという声もあります。弊社ではドイツ人向け日本語情報誌も細々とですが発行しておりますので、ドイツ人に向けて情報を発信したいという市町村やブランドメーカーさま、ぜひお気軽にお問合せくださいませ。

Yamaichi

ブースには美しいブレードたち

元々は金属加工の山一ハガネから、自社のこれまでの技術とノウハウを活かして従来になかったフィギュアスケート用ブレードを展示。

フィギュアは優雅な見た目ですが、スケートブーツにかかる重量と負担は半端ないそうで、数ヶ月ごとのメンテナンスが必要になるそう。そのため、従来の2つ、または3つのパーツで溶接されつくられていたため、どうしても使い続けるうちに曲がってしまったり、研磨が必要になったり、時には破損してしまうこともあります。

開発にも協力したというプロ・フィギュア選手 宇野昌磨選手のサイン入り

Yamaichi製品のYS BLADESは、プロ・フィギュアスケーター開発・製作され、一つの素材から削り出す独自の製法を採用しています。そのため、10年近く使っても歪みをほぼ感じられなかったという結果も出ているとのこと。 持続可能な製品であり、かつ安全性と選手の演技のキレが保証される(であろう)という点で、欧州バイヤーや選手から高評価を得るであろう製品です。

山本化学工業株式会社

日本スポーツ庁と共同出展社として参加

Outdoor ISPOにつづいての出展の YAMAMOTO 。今季はオーロラ使用なテキスタイルがISPO Textrendsで受賞。水に浸かると色が変わるまさに、魅惑のマーメイド・ルックが実現します。もちろん見た目だけではなく機能面での評価も高いのは言わずもがな。

カラフルさも好印象に

今年も続いて出展の三笠。やはり五本指ソックスはイチオシです。 足裏の土踏まずはドイツ人(ヨーロッパの人?)は発達しているようですが、意外と指先やかかとが弱い人が多い印象なので、弱い部分を守ってくれるクッション性は人気が出るはず。

総合的な知見と技術から良いものがつくられる

OEMまたはODMを行う商社のHarada Corporation  今回はインド勢とベトナム勢、中国エリアに少し囲まれてしまったアウェー感がありましたが、総合商社としてはさまざまな業界に精通しているのでISPOのモットーでもある新たな視点を見出しているはずです。

画像で見る ISPO

ISPOアンバサダーのNadine Wallner氏もお手伝い

ISPO Award脅威の7受賞を果たしたBOSIDENG。中国のダウンジャケット専門メーカーとして44年間の実績があり、すでにジッパーも完全リサイクルできる、本当の意味での100% リサイクル可能なジャケットを開発。 デザインも洗練されているし、今後目が離せない冬のブランドになりそうです。

Fusakle

楽しいデザインから素材を追求したもの、クラッシックなビジネスソックスまで

チェコスロバキア共和国の衣類メーカーFusakle、ISPOでは特に靴下をメインに展示。 一見楽しいデザインの靴下、ですが、実は衣料メーカーとしてこれまでに得てきた知見をもとに足を快適に守りながら過ごせるようさまざまな工夫をおこなっています。

フィット感を調整した医療用ソックスの開発にも着手したり、アスリートとのコラボレーションにより、機能性、耐久性、通気性、履き心地、デザイン性に優れた製品を作り出したり、素材の選定からデザイン性と技術が売りとのこと。 OEM生産が多いのも納得、しっかり希望するデザインを高品質でつくりあげてくれます。 また、その製作工程をしっかり見せてくれるトレーサビリティー、そしてなにより自社の拠点であるチェコスロバキア共和国を生産拠点として再活性化させるべく頑張っている企業です。

高品質&高機能だけど欧州らしいデザインセンスのビジネスソックスは、秀逸。

ところで、チェコといえば、もぐらくん(クルテクという名前だったんですね)ドイツ語ではPauliとよばれるモグラの靴下もキュート。

POLYGIENE

一貫したサステナビリティを追求する姿勢も美しい

今年の目玉はマイクロプラスチックを洗濯した際に極力出さないようにする新たな技術を発表・展示。ISPO Tetxrends ベストプロダクトも受賞した Polygiene ShedGuard™ 私たちの生活にやさしく、環境にもやさしい、無理をしないための技術が開発されています。

femography

繊維技術の進化とコンセプト

南アジア最大規模のアパレル技術企業 MAS Holdingsから、女性の生活を快適にするフェムテック技術を適応させた商品アイデアを展示。

女性にとって半生位はお付き合いしないといけない月経時を快適にすごすための技術。 通常月経時は漏れや匂いが気になりますが、その漏れやパッドによる肌荒れの心配を解決するソリューション技術を提案。 下着自体のクロッチ部分に洗える、漏れ防止、抗菌性、吸湿性の高い高度な吸収性プラットフォームを組み込むことでパッド自体も不要に。

ラインに秘密が隠されている 吸水量によって厚みが変わる

再利用可能な吸収性下着という画期的な技術です。 吸収性、ということで尿失禁などにも適応し、さまざまなシーンでの技術応用が可能になります。

ウェアラブルテクノロジーも非常に興味がありましたが、今回はプロトタイプということで初見せだけだったそうです。

TEMPLETON

画像左:ファウンダーと新作ダウン 右:袖が取り外せるタウンユースダウン

TEMPLETONは2013年にスノーボーディングウェアから始まったブランドです。 バイエルンの山の豊かな自然とそのふもとの都会のセンスを融合させタウンユースでも使えるウィンタースポーツ・ファッションブランドです。

スノボウェアといえば、動きやすさも大事だが、動いていない間の寒さ対策やそのまま街に着ていこうというタイプのものが少なかったからこそのマインドセットをテーマにしています。

ISPOで展示されていた軽くて暖かいダウンは寒い日の外出や、屋外で寒さに震えて待つような状況(スポーツ観戦や冬山キャンプなど)では取り付け可能な足元パーツをつけると簡易寝袋にもなる。

今年こそ欲しくなったICE BUGの氷の上も滑らない靴・・・

ウェルネス・フィットネスエリアも充実

リサイクルはISPOにとって重要な要素

各国のパビリオンも複数あり。 定番のスカンジナビアにポルトガル、イタリア、韓国、そして中国、インド、ベトナムなど。 各国の特色はパビリオンで感じられます。

今年は少しずつ元の状態に、およそ2ホール近くが中国ブースで埋まる

カラフルな遊具はインドパビリオンから

弊社では、企業や店舗のドイツでのメッセの出展準備からアフターフォローまでサポートに加えて、見本市の視察サポートや通訳手配、気軽なご案内も承っております。

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